稲手 明仁(加賀友禅技術登録者)
昭和48年に加賀友禅の巨匠、藤村加泉氏に師事し、今年で作家活動40周年を迎えます。加賀友禅が石川県指定無形文化財、及び国の伝統的工芸品として指定を受けて以来、稲手明仁氏は一貫して伝統的技術技法によって作品を作り続けています。加賀友禅の第一人者として認められた稲手氏は、敢えて斬新さを狙わず、受け継がれてきた「伝統」を大切にします。その「伝統」とは、「本物」のこと。「今まで伝統が受け継がれてきたのは本物だから。それは必ず後世に残る」との信念を持って日々創作活動に専念しています。